1994-05-13 第129回国会 衆議院 本会議 第19号
(拍手) 現内閣は、衆議院で三六%弱、参議院で二五%弱の与党しか持たない少数党内閣であります。しかも、昨年の総選挙で新生党、公明党、日本新党、民社党が得た得票は、合わせて三〇%そこそこでした。つまり、この内閣は、いかなる意味でも国民の信任を得たことが一度もない政権であります。
(拍手) 現内閣は、衆議院で三六%弱、参議院で二五%弱の与党しか持たない少数党内閣であります。しかも、昨年の総選挙で新生党、公明党、日本新党、民社党が得た得票は、合わせて三〇%そこそこでした。つまり、この内閣は、いかなる意味でも国民の信任を得たことが一度もない政権であります。
当時少数党内閣であり、戦後のきわめて困難な時期でもあって、国会に議席を持たぬ佐藤さんは、はかり知れない苦しみをなめながら、曲折に満ちた国会を乗り切るために、全力を傾倒され、縦横の活躍をされたのであります。自来、佐藤さんは、中央政界において、衆目の一致するところ、将来の保守党を担う人物として注目されるところとなったのであります。
第二点は、総辞職の理由を鳩山総理がいかように理由づけられようとも、前回の第二十二回の特別国会において、第二次鳩山内閣は少数党内閣として国会を乗り切る能力がなかった。しかも、進んで国会を解散する気力もかかった。言いかえると、第二次鳩山内閣は、総選挙に当って国民に公約した政策の実行はできなかったのであります。総理は、本日、憲法の改正その他の、できそうにない三つの政策を御提案になっておる。
まるで内容が白紙のような状態で、国会に対して内紙委任状を求められるということは、少し私は乱暴じゃないかと思うのでありまして、政府の力が、この国民の非常に信頼のある、強力な政府でございますればそういうことはございませんが、近頃はどうも少数党内閣も、何かかんか、新聞を見ますというと問題が多いようでありまして、この政府でこういうことを白紙委任状を求められるのは、私、無理じゃないかと思いますが、それについては
つまり少数党内閣であるために、鳩山総理以下民主党を身売りして、あなた方は節を曲げた、その政治的責任は私は重大だと思う。そのことを私はここで指摘したい。
それから少数党内閣であるので、やりようがないので、とにかく予算を通すということが大局から見て必要だ。そこで私がいろいろ質問をしたように、あるいは指摘したような点で、あなたはなるほどと思われるところがあるのだと、しかしそれはやむを得ないから、とにかく予算を通すためにそういう点はのんでいくんだ。これも私は明らかに今まであなたが主張されてきた地固め予算から一歩踏み出していると思う。
そこで少数党内閣であるとこれをはっきりと反省と認識をされて、鳩山さんが謙虚な気持とおっしゃるから、一つ謙虚にその点を十分に反省されていかないと、今後ともこういった不安、動揺というものは私は増してくるのではないかと思うのであります。
少数党内閣であっても、真に国民の支持を得た政策をやるならば、決してやって行けないものではありません。ことに、われわれ自由党は、反対のための反対は毛頭考えておりません。
もちろん少数党内閣で、あしたの命も予断しがたい状態でありまするから、まあしばらく様子を見ようというお気持かもしれませんが、いやしくも平和外交の重要性をそれほど認められるならば、一日もすみやかにこれが任命の措置をとられるよう要望するものであります。
こんなことは少数党内閣でできないことはわかっているのです。
鳩山総理は、組閣当初、新聞記者団の質問に答えまして、日本民主党は国民の信頼にこたえた選挙の結果できたものでもないし、しかも少数党内閣である、従つて、長期に政権の座にすわることは僭越であるので、なるべく早く解散してあらためてその信任を国民に問いたい。まことに当然のことを正直に語られましたのでございます。私どもは、この一言で、さすがに鳩山総理だと一応うなずいたのであります。
今更のごとく、少数党内閣であるから国会の運営が明朗でないとか、時局の要請が、政局の安定と人心の一新を求めておるとか、内外の情勢が強大な政治力を必要としているとか、述べられておりますが、これは畢竟ずるに進展する汚職におののいて、その責任をとろうとせず、保守政権を維持せんとするにあることは明らかであります。毫も汚職の責任などには触れられていないのであります。民主主義政治とは責任政治であります。
しかしあなたと今ここで憲法論を長くやろうとは思いませんが、しかし少くともそういう考え方でやらないと、いわゆる独裁外交というようなそしりを免れない結果になるのじやないか、これはもしもあなたでない場合に、少数党内閣で強権でやる場合に、アメリカでなくて、ほかの国と外交関係を結ぶ場合でも、そういう強硬外交が行われるおそれを今にして未然に防ぐ必要があるのじやないか。
これは少数党内閣で解散をもつておどかす、そして予算を通す、予算を通した上に予算に伴う法律案ということで強要して参るというような結果が今後出て来るということは、非常に恐るべき事態だと思います。あなたは首を振つておられますけれども、単にこの憲法の解釈が将来の政治の上に重大な影響を及ぼすことを、もう一度御研究になる必要があるだろうということを申し上げておきます。
しかも「かかる結果を生じたるは、芦田内閣成立の当初より無理を重ね」——あなたは少数党内閣によつて多数派工作に専念し、無理な多数派工作を行つて、多額の資金も使つておるであろうと存ずる。無理なることを重ねて、「政権たらいまわしというがごとき」−今日私はよもや保守たらいまわしをされておるものとは考えない。
少数党内閣の政権維持の念願から、本予算審議の過程に、改進党との野合修正によつて公党としての面目を丸つぶれにしてまでその延命を図つたことは、つい三カ月前のことでありました。驚いたことは、そのとき政府案は、船舶会社に対しましてその利子補給を二十八年度からとして十三億計上されていたのが一躍百六十七億、そうして二十五年度遡及が決定した点であります。
そうしますと、自衛力の増強につきましては、なかなか重大な一般的協定に達していると思いますが、吉田総理が曽つてのように二百八十数名をお持ちの際には、吉田総理のお持ちの立場を貫くことができたかも知れませんが、二百一名の少数党内閣では、実際このコミュニケに出ましたものを実現されるには、他党との協力の何らかの方式なしには、議会運営ができないと思いますが、それは一体総理は他党との協力の方式をとられて、従来のお
従つてこのような少数党内閣がこの予算の修正に対する態度は極めて厳格であるべきだと思うわけであります。款項目を創設しないからというようなことは予算技術でどうにでもできるわけであります。例えばこの春行われました衆参両院の選挙に際しまして、自由党が公約されました政策、改進党が公約されました政策は何であつたでございましようか。先ず米の供出を完納したあとは統制を自由販売にする。
その場合に政府が少数党内閣であるために衆議院におきまして修正案が出た、その修正案が若し政府の政策の根幹に触れておる場合、これは政府としては進退の態度をきめなければならん場合であると考えます。即ち衆議院を解散して民意に問うか、或いは政府が総辞職をするか、その二つの一つを選ばなければならん。
少数党内閣の自由党において、よくもこれまで御努力されたことを非常に多とするものでありまして、本案に対しては賛成の意を表するものであります。
今度は少数党内閣である。従つてあなたの抱負経輪を行おうとすれば政局の安定、内閣の安定を求めなければならん。まあ改進党あたりとなかなか御苦心のところでしよう。改進党は社会保障制度を非常に大きな題目に掲げておる。やがてこの国会を通じてでもこの社会保障制度について、あなたのほうのいわゆる今の内閣と改進党とがどういう政策の話合いがついているかということは、予算を通じて天下の注目するところです。
でありますが、御承知のような過半数を持たない少数党内閣でありますので、その法案の提出につきましても十分政治事情を勘案いたしまして決定いたしたいと思つておるのであります。